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機械設計技術者試験、「機械製図」の重点。直前に眺めるざっくりまとめ

機械設計技術者試験

機械設計技術者試験の直前対策として、「機械製図」の重点をまとめました。
つい忘れがちな項目を優先して選んでいます。

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この記事の目的 →直前に眺めること

私が試験を受けた際、直前になると過去問からよく使う公式などを描きだしたノートを眺めていました。

それを順次、記事にしていこうと思います。

「直前に眺める」のが目的ですので、ざっくりと端折って書いています。
時間がある方は、過去問を解いて知識のアウトプットの練習をしてみて下さい。

対象の資格

機械設計技術者試験3級、および2級を対象にしています。

ちなみに2級は記述式です。選択肢が与えられませんので、あやふやだと焦ります。

さて、さっそく挙げていきます!

溶接記号

試験では、溶接記号はある程度は暗記する必要があります。
2級なら記述式で回答させられますし、選択式でも覚えてないと回答ができません。

でも、規格の丸暗記も非効率です。(実務では規格を都度見れば良いですし)

そこで、最低限基本的なルールと代表的な記号だけ、上っ面を押えるマニュアルを書いてみました。

この項目は、JIS Z 3021:2016を参照しました。
正式な規格内容を読みたい方は、JIS規格の閲覧方法を参考にしてください。

最低限押さえておく用語

基本レイアウトは暗記

溶接記号の基本レイアウトは、暗記が必要です。

レイアウトのルールを3枚の図にまとめたので、参考にしてください。

基本記号と補助記号は頻出分を暗記しておく

上図で出てきた「基本記号」「補助記号」は溶接記号の要です。

頻出と思われる記号を、直前暗記用にまとめてみました。

少し見づらいですが、薄い線は基線です。

  • 補助記号は、一部です。
    余裕があれば、JIS規格の閲覧方法を参考に、規格文書に目は通しておいて下さい。

はめあいの組み合わせ

何も細かい許容差まで覚える必要はありません。
過去問を見ると、それは流石に表が提示されています。

はめあいで覚えるべきなのは、穴と軸の公差の組み合わせとその「はめあい具合」。
圧入なのか摺動できるのか、みたいに問われるケースがあります。

表の丸暗記は非効率なので、私は目安として下記のように覚えています。

  • すきまばめ:~H7/h7
  • 中間ばめ:H7/js6
  • しまりばめ:H7/p6~

せめて最低限これだけ覚えておけば、問われてもアルファベットの並びで見当をつけられます。

実務でも、簡易な自分のものさしとして役立ちます。

詳しくは、JIS B 0401-1:2016に記載されています。閲覧方法はこちら

歯車製図

知識がぜろだと、あてずっぽうで回答するのは難しいと思います。

とりあえず、最低限試験で押さえておくべきルールは下記のとおりです。

詳しくは、JIS B 0003:2012に記載されています。閲覧方法はこちら

公式

なんで製図で公式?と思われるかもしれませんが、要目表を埋めるような問題が出ることがあります。
種々の歯車の公式をすべて覚えるのは負担なので、最低限平歯車の主要な個所を押さえておくと良いです。

加工方法記号

表面性状や溶接記号に付随して、問われることがあります。

JIS B 0122:1978に記載されています。ただ膨大な量なので、丸暗記はまず無理です。

過去問をときつつ、代表的なものを覚えるようにしてください。

その他

あと暗記事項としては、今思いつくのは下記2つ。

  • ねじの種類の略称
  • 幾何公差

別の試験用にミニ本を作った際に一覧にまとめたので、貼っておきます。

P3と、P5に載せてあります。

▼こんな記事も書いています。

JIS規格の閲覧方法

時間があれば、正式な規格文書に目を通しておくと良いです。
書き方の例など、掲載されています。眺めていると、パターンが見えてきます。

閲覧だけなら、無料で可能。(印刷は不可)

上記サイトで、ボックスに規格番号、もしくは名称を入力し検索してください。

例えば、溶接記号なら「Z3021」と入力します。

最新のJIS規格文書が閲覧できます。

おすすめ参考書

JIS規格は確かにネットで無料閲覧できますが、印刷もできませんし正直見づらいです。
一冊は手元に書籍を置いておくと、忘れたときにさっと確認できるので効率が上がります。

さいごに

製図って業務に従事している人なら「経験や常識で答えられそう」と思うかもしれませんが、油断は禁物です。

確かに、実務に従事していれば経験で解答できる問題もあります。

でも業務では使う規格が偏っていたり、流用やコピペが多くて実は自分の頭に定着していない、なんて事が往々にしてあります。

というわけで、機械製図も勉強のスケジュールにきちんと組み込んで、過去問を数年分は解いておくのをお勧めします。

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