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技能検定の採寸は、三角スケールより三角定規が使いやすい

技能検定(機械製図)

技能検定(機械製図CAD作業)のTipsです。

紙図面の採寸というと、普通は三角スケールを使うと思います。
私も過去記事でそう書いていますし、受験時は三角スケールを使っていました。

しかし最近、三角定規の便利さに気づきました。
特に三角スケールに思い入れがないなら、試験では断然三角定規がおススメです。

以下、その理由を書いていきます。

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採寸の精度が高い

この写真を見て下さい。
三角定規は透明なので、中心線など基準線に目盛りを合わせながら当てると、角度がばしっと決まって気持ちよく採寸できます。

片や、スケールで取ると傾きがちです。
慣れていないとまっすぐ当てているつもりでも斜めになってしまい、採寸の精度が落ちやすく感じます。

課題図に縮尺がかかっていたら?

「1/1ならよいけど、課題図に縮尺がかかっていたらどうするの?」
と思われるかもしれません。

大丈夫。採寸時は何も考えず、目盛り通りに採寸してトレースして下さい。

そして、あとでスケールを調整すればよいのです。
なんせCADなんですから。

例えば、こんな感じ。
(試験で使うCADがAutoCADだとして説明します。)

課題図が縮尺1/2で書かれているとしましょう。

三角定規で、目盛り通り採寸してトレースします。

トレースが済んだら、まとめて選択。
スケールコマンド(scale)で2倍に拡大します。

図枠は、後で拡縮すればOK

ちなみに図枠は、1/1で書いておいて、後から縮尺に合わせて拡縮すればよいです。
たとえば、1/2の図面なら図枠を2倍に。
2/1なら図枠は0.5倍にすれば良いです。

メリットは、図面形状は1/1で書けるので間違いが少なく快適なこと。

最終的な印刷時は1/1の縮尺で印刷すれば、きちんと縮尺がかかった図面が出力されます。

おススメの三角定規

三角定規を選ぶポイントは、2つあります。

  1. 透明
  2. 方眼目盛りが入っている

透明な三角定規に刻印された方眼に、図面上の基準線を添わせて採寸していくのがコツです。

こんな感じ。

上の写真は一般向けの文具なので小さいのですが、Amazonなどネットでは大きいものが入手可能です。

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