機械設計技術者試験、過去問の進め方を具体的に書いてみました。
私は試験の関連記事に、「とにかく過去問をやろう」と書いています。
そこで「具体的にどう進めればいいのか?」を、記事にしてみました。
私が受験時に困ったのは、
「いろんな試験で『過去問過去問』と聞くが実際何をすれば!?」ということ。
そんな中で見つけた、私のやり方を紹介します。
勉強とは考えず、「作業」として淡々とタスクをこなすのがコツです。
1.過去問の小冊子を作る
勉強開始時にまず用意したいのが、過去問の自作小冊子です。
私は5年分、作りました。
5年分もやれば、初めて勉強する分野でも慣れてきます。
▼こんな感じのものです。

A4用紙を使えば、A5のコンパクトな小冊子の出来上がり。
携帯性もよいし、ガンガン書き込めるので勉強が捗ります。
小冊子の作り方は、別の記事にまとめていますのでご覧下さい。
機械設計技術者試験の過去問題のダウンロード
機械設計技術者試験の過去問題は、下記の公式サイトよりダウンロードできます。
ただし、平成26年以前には解答がありません。
私は参考書で類題を探しながら勉強し、どうしても解らない問題がある年度の書籍を購入しました。
- 3級だけの問題を、3年分(平成24~26年実施分)集めた過去問です。
- 電子書籍(キンドル、楽天kobo)で3年分(平成23~25年実施分)の合本が出ました。
こちらは1級~3級が収録されています。
- 1年分のみ。1~3級までが一冊に収録されています。
2.科目横断で進める
年度ごとに進めるのではなく、科目ごとに攻めるのがおすすめです。

例えば「材料力学」だけ5年分やる、という形です。
それが終わったら、次は「流体工学」を5年分・・・と進めていきます。
同じ科目を連続して5年分勉強することで、よく使われる公式や問題の解法パターンが定着しやすいです。
3.「解いて、解法ノートを作る」作業に専念する
さてここで、「過去問」で何をどうすればよいのか?
という疑問が出てきます。
具体的な作業内容としては、過去問を一問ずつ、解けるようにしていきましょう。
答えや参考書は即座に見て下さい。
初めて勉強する場合など予備知識がない状態では、考えても時間がもったいないだけです。
そして参考書や答えを見て解き方の流れを理解したら、必ず書き留めて下さい。
時間が経つと絶対に忘れます。その対策です。
先ほど作った過去問小冊子に、ガンガン書き込みましょう。
私は赤や青の色付きボールペンを愛用していました。
▼こんな感じ。

ただ、小冊子は小さいので書ききれません。
そこで、詳細は別途大学ノートで「解法ノート」を作ると、情報が集約できて扱いやすいですよ。
前提となる知識や、説明を納得したままに書き留めて下さい。
あくまで自分のためのノート。
くどいかな~とか遠慮はいりません!
▼私の「解法ノート」はこんな感じ。

解法ノートの良さについては、別途記事にしています。
ちなみにこの記事、エバーノートの公式アカウントで紹介されて密かに嬉しかったです。
働きながら毎日勉強するのは難しかったりしますよね。解ったことの納得感、勉強したことの内容を「解決ノート」に記録しておくと、ブランクができてもすぐに当時の自分に戻れて良いそうです!https://t.co/9RLDuWyWrJ
— Evernote Japan (@EvernoteJP) 2017年9月26日
4.暗記事項はエバーノートかミニ本で携帯する
過去問を進めていくと、よく使う公式や暗記事項が見えてくるはずです。
それを、携帯して通勤通学の合間に覚えてしまいましょう。
そんなときに使うツールは下記2つ。
エバーノート
有名なアプリですが、「エバーノート」というメモツールがあります。
私の場合、参考書の写真を撮ったり、考え方を整理してエバーノートにスクラップブックのように貼り付けていました。
私のエバーノートのスクリーンショットを貼っておきます。

たとえば「工業材料」や「工作法」の科目は、計算問題は出ないものの知識が無いとあてずっぽうでは一切解けません。
あやふやな事はネットで調べて、リストアップしてエバーノートに記録していました。
ミニ本
A4の紙を畳むと、8ページ分の本になります。
私はそれに公式を書き、持ち歩いていました。
当ブログでは、それを清書したものをいくつか配布しています。
下記ページに集めています。
関連記事
機械設計技術者試験については、別の記事にまとめています。
おすすめの参考書やポイントなど書いているので、ぜひご覧ください。