技術士一次試験、基礎科目の勉強がしやすい項目を書き出してみた。
専門科目以外の教養に自信がないと辛い科目だが、比較的容易に稼げる問題もある。
あきらめずにトライしてみよう。
基礎科目の出題分野
基礎科目は、要綱によると「科学技術全般にわたる基礎知識を問う問題」となる。
出題分野は、次の5分野だ。
- 設計・計画に関するもの(設計理論、システム設計、品質管理等)
- 情報・論理に関するもの(アルゴリズム、情報ネットワーク等)
- 解析に関するもの(力学、電磁気学等)
- 材料・化学・バイオに関するもの(材料特性、バイオテクノロジー等)
- 環境・エネルギー・技術に関するもの(環境、エネルギー、技術史等)
教養に自信がない私は怯んだが、諦めなかった。
全問正解しようとすると難しいけど、合格点(15点中8点)+αを目標に定めて作戦を立てるといい。
難しい問題もあるけど、定型化されていて得点しやすい問題もある。
この記事では、勉強がわりと容易な項目や、暗記でいける項目をざっくりリストアップしてみる。
1群:設計・計画に関するもの
初見では焦るかもしれないが、過去問を解いていると慣れてくる。
コスト計算など問題で与えられた条件で論理的思考力を問うタイプという印象。
とにかく過去問をとくしかない。
まれに製図系の問題がでることもあり。機械部門の受験者にはボーナス問題だ。
信頼性の計算
この問題は、公式さえ覚えていれば解けるので得点源になる。
ネット上にも解説が沢山ある。
資格取得のための信頼性計算
2群:情報・論理に関するもの
情報処理と聞くとIT音痴なので身構えてしまうんだけど、落ち着いて問いを読めばなんとかなる。こちらも過去問を解いて慣れるしかない。
基数変換
これは知らないとお手上げだけど、手順を覚えてさえいれば手早く解答できる。
ほかのアルゴリズム系問題より頭を使わなくて済むのでチャンスだ。
- 2進⇔10進数
小数の場合も - n進数→10進数
- 2進数の掛け算
私はこの辺を作業的に計算できるようにしておいた。
このサイトでお勉強ができる。
10進数から2進数に変換する|基数変換|基本情報技術者講座
3群:解析に関するもの
数学がメインなので辛いんだけど、梁の変形などの材料力学の計算問題も出る。
機械部門の受験者なら、専門科目の知識で解けるのでチャンスだ。
4群:材料・化学・バイオに関するもの
私はこの分野は捨ててしまいました。
化学やバイオの勉強には手が回らず、付け焼刃すら無理だった。
捨てても他で挽回できたよ、っていう体験談として書いておきます(笑)
得意な人は是非、得点稼いでください。
いい加減でスミマセン。
ただ、材料など機械部門の知識で解ける場合もあるので、諦めずに目は通しておいたほうが良いです。
5群:環境・エネルギー・技術に関するもの
数学が苦手な人はこの分野は押さえておきたい。
環境やエネルギー事情について過去問で情報を整理して理解していれば、得点源になる。
技術史
科学系の人物や出来事を年代順に並べるような問題がでることがある。
歴史の教養やばい・・と焦ったが、過去問を解いてるとある程度パターン化されている。
これは私が作った暗記シートだ。
過去問ででてきたワードを拾って作った。参考程度にどうぞ。
こういう丸暗記ってなんか罪悪感があるんだけど、専門科目頑張ってるから!ってことで自分に言い訳して乗り切ってほしい。
おすすめテキスト
出る問題は、過去問をベースにした問題がほとんど。
問いの出方などに慣れるためにも、過去問数年分を解くことをおすすめする。
よくまとまった過去問題集が販売されているので、1冊持っていれば勉強が捗る。
私は基礎・適性科目はこの本1冊しか使っていない。
過去問7年分+予想問題が収録されているし、解説もある。
分野別に詳細に出題事項を分析してあるので、戦略的に勉強が可能。
A5サイズの本なので、コンパクトなのも気に入った。
なお問題と解答だけなら、ネットでも配布されている。
過去問題(第一次試験)|公益社団法人 日本技術士会
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