Arduinoで制御する、卓上のクレーンゲームを作った。
ソフトや電気は苦手意識があって避けてきたけど、個人的に取り組むと楽しい。
―DCモーターを動かす、LEDを光らせる、音楽を再生する―
小規模でも装置を作ってみると、1度に複数の事を勉強できた。
個々の詳細は随時更新予定だけど、まずはダイジェストを書いてみる。
外観

アタマがむき出しだけどw
いままでLチカぐらいしかしたことがなかったので、自分的には満足度は高い。
駆動部以外は、今回のために1から作ったものだ。

駆動部はジャンク品を修理して使った
当初、駆動部はタミヤのギヤボックスなど、プラモパーツを改造しようと考えていた。
そこで色々探していると、近所のゴミ屋敷のようなジャンクショップで出会ったのがコレだ。

ちゃっちいけどアームがついていたりして、カタチからみるとどう見てもおもちゃのクレーンゲームのパーツ。
モーターは付いていなかったけど、手元のマブチモーターが大きさぴったりだった。
思わぬ幸運?で駆動部をつくる手間が省けてしまったが、今回はArduinoのお勉強という目的なので良しとした。
悪い点は、掴む力がものすごく弱いこと。
特徴

主な特徴は5つ。
- モーターには6V、それ以外には9Vを支給。
お手軽にそれぞれスイッチングアダプタから電源を取っている。 - 一応3軸駆動。
XYZはモーターでそれぞれ駆動するが、掴む部分はZ下降時についでに行われる。駆動部の仕様なので仕方がない。 - コインメカ搭載。
10円を入れると起動する。なんちゃってコインメカだ。 - LED照明つき。
ゲーム中には照明が点灯する。今回はゲーム中に光るだけ。 - BGMが鳴る。
ゲーム中に音楽が再生されるw
ゲームフロー

単純に、コインを入れたら照明とBGMがスタート、XY軸をスイッチで操作して、後は自動という流れだ。
システム

すべてArduinoからコントロールしているシンプルなもの。
回路図
全体

モーター

スイッチ

音楽制御

LED照明

Arduinoのスケッチ(プログラム)
配線について
お問合せを頂いたので、配線について追記しました。
御世辞にもきれいとはいえませんが、ありのまま載せますので参考になれば。
スイッチ、モーターなど各要素から制御基板までは距離があるので、コネクター接続にしています。



コネクタには色々ありますが、この作品ではQIコネクタを使いました。

QIコネクタは安くてコンパクトなので、ちょっとした工作の配線でよく使っています。
但し、電線の被覆を剥いてコネクタをカシメてハウジングにセットする手間がかかります。
別の工作の記事に、少し詳しく書きました。(6.4 基板と配線の項目です)
方法の詳細は、参考サイトをご覧ください。

個々の詳細
別記事をアップしたら、ここにリンクを貼っていきます。
筐体など
基板作り編
音楽制御編
コインセレクター編
さいごに
たまにお問合せフォームにご質問を頂くことがありますが、細かい事は時間の都合上できかねます(個別の事例や回路図の確認など)ので、済みませんがご了承下さい。
あと、もう7年以上前の作品なんで記憶が薄れている部分もあります。
とりあえず動くように突貫工事で仕上げたモノかつ習作なので、細かくみると変なところもあるかと思いますがご容赦を(^^;)
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他にも色々作ってます。
