以前作った「Arduinoクレーンゲーム」で学べた事を、紹介していくシリーズ。
今日は、Arduino用の自作シールドの紹介だ。
Arduinoでクレーンゲームを作った記事はこちら。
シールド計画
「Arduinoクレーンゲーム」には、大きく4種類の基板が必要だった。
- モーター
- スイッチ類
- 音楽制御用
- LED照明
1枚にまとめると筐体サイズ的にかさ張るし、分割してスッキリとさせたい。
それで採用したのが各基板のシールド化だ。
Arduino用シールドとは、Arduinoの機能を拡張する外部基板のこと。
モータドライバや液晶表示用など、高機能なものが商品として販売されている。
今回はそんな大それたことはしないので、自分用のシールドを作ることにした。
Arduinoシールドタワー
その結果がこんな感じ。
組立状態
実際はArduinoに4枚のシールドを作って挿しています。
写真撮影の際、付け忘れて撮ってしまいました。
作った4枚のシールド
使ったもの
シールド化に使ったものを紹介する。
(1)基板
これがないと始まらない。
普通のユニバーサルプレートだとArduinoのピッチにあわず、工夫と手間が必要でめんどくさい。これを使うと時間の節約と楽ができる。
そして、安いのもうれしい。(1枚200円)
arduino用のプロトシールドは数社でてるけど、けっこうお高い。
(例えばバニラシールドなら400円)
手間を省くためある程度出費は覚悟したけど、ちょっとでも費用おさえたいし・・・というワガママに答えてくれる。
WEBサイトで基板のPDFが公開されているので、過去記事で紹介した”配線の下書き作業”も捗る。
電子工作初心者の基板作り。まずは紙上で段取りすると失敗が少ないよ – のぼゆエンジニアリング
(2)ピンソケット
Arduinoに差すために必要だ。
実装する部品にもよるが、リード長さは長い方がよい。
今回は10mmを使った。
※Arduino UNO の場合
※上の写真では手抜きして全ソケットを取付けてません
- 6pin×1ヶ
- 8pin×2ヶ
- 10pin×1ヶ
(回路部材)
あとは適宜、自分の回路にあわせて部品を用意しよう。
組み換えができるから、便利
シールド化の恩恵は、スペースがすっきりしただけではない。
各機能のテストをしたいときなど、検証時が楽だった。
うまく動かない時は、シールドを一個一個はずして切り分けたりもできた。
あとは、別のものを作りたいときにも便利ではないだろうか。
例えば次回まだDCモータを制御するときには、作ったドライバシールドだけ取付ければ良い。
ただ、機能が増えてくると高さがネックになるかもしれないのでご注意をw
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