先日アップしたArduinoクレーンゲームで学べた事を、紹介していくシリーズ。
今日は、コインセレクタもどきの作り方。
Arduinoでクレーンゲームを作った記事はこちら。
Arduinoでクレーンゲームを作ってみた-電子工作をかじれて勉強になったよ
Arduinoで制御する、卓上のクレーンゲームを作った。ソフトや電気は苦手意識があって避けてきたけど、個人的に取り組むと楽しい。 ―DCモーターを動かす、LEDを光らせる、音楽を再生する―小規模でも装置を作ってみると、1度に複数の事を勉強で...
何これ?
クレーンゲームを作ったとき、お金をいれてスタートしたら本物っぽくなるなーと考えた。
本物のコインセレクターは市販されているので買う事もできるが、費用がかかる上に大きさが合わない、作るマシンにしては立派すぎてオーバースペック・・・などの理由から不採用。
そこで、簡単なモノを自作することに決めた。
偽コインの判定はできないw
チャリンと投入すると、スイッチが作動して信号を出すだけ。
今回は10円を投入すると動くように作った。
手作りアーケードゲームの工作なんかで使えるかも。
完成像
揃えるもの
1. スチレンボード(t=3)
コイン投入口の板として使う。
100均とかどこでにでも売ってる。
発泡スチロールを紙でサンドしたもの。
見栄えを気にされるなら、木の板とかプラ板でもいいかも。
2. PETプレート(t=0.5)
コインレールとして使う。
ホームセンターなどで入手できる。
クリアファイルなどいろいろ試したが、硬さ・加工しやすさともにPETが一番だった。
3. 回転スイッチ
ちょっと贅沢していいやつ買いました。600円前後だった。
動作に申し分なし。
4.ピアノ線φ0.6
投入したコインを当てて、スイッチを作動させるためのレバーとして使う。
オムロンのカタログに従って、φ0.6のピアノ線を使った。
作り方
コイン投入口とレール
- 1:1で展開図を印刷し、貼り付けてカットする。
- コイン投入口とコインレールの型紙はコチラ(PDF)。
A4だと1:1でプリントできます。↑スイッチレバー用の切欠きは信用しないでください(笑)
設計通りだとうまく10円がレバーに当たらず、現物で調整が必要です。 - コインレールは、カッターの背中で山折り側にうすーーく筋をいれて曲げる。
加減を間違うとバキッと割れるので注意。
スイッチの位置
こんな感じ。
テスト回路
コインを入れたら、LEDが点灯する。
スイッチを押すと、消灯する。
Arduinoのスケッチ(プログラム)
やっぱり本物が良いならば
アマゾンで格安のコインセレクタが入手できれば、Arduinoと接続できます。
格安コインセレクターを、Arduinoに接続してみた。動いたので、方法と実験結果をレポートします
ノーブランドの格安コインセレクターを、Arduinoと接続してみました。ちゃんと信号をArduinoで受けられたので、安く簡単に工作の幅が広がりそうです。