
フリーランスとして働くにあたり、心構えとして私が気を付けていることを書いてみる。
当たり前のことかもしれないけど、心の準備があるかないかで自分の行動も変わってくる。
フリーランス?
ここで言うフリーランスは、「主に請負仕事がメインの個人事業主」を指している。
私なら、図面仕事などを請け負っている。
特にエンジニアなら、独立して自分の技術で生計を立てるというのは目標にしている人も多いかと思う。
ただ、、えてして、フリーランスは囚われの身になったりして、大損こくことが多い。
仕事の発注は本当にありがいだけど、もうけも少しでも出したい。

1.下請け法を知っておく
会社員時代なら、ブラック企業から身を守るためには労働基準法を知っておく必要があった。
フリーランスとしては、下請法を知っておきたい。
法律を読むのは大変なので、わかりやすい資料のリンクを貼っておく。
IT系なら、No.6の「情報サービス・ソフトウェア産業における下請適正取引等の推進のためのガイドライン」がちょうどよいだろう。
例えば、前の記事の件で役立ったのは、「請負契約」「準委任契約」「派遣契約」の違いについて書かれたページ。
p48には、それぞれの違いが書かれていて「派遣契約」以外は発注者が指揮命令をできないと明記されている。
私は法律は素人だしあくまで資料を読んだだけのレベルだけれど、おかげで囚われる直前で脱出できた。
仕事を抱え込んでしまってこじれてから訴えを起こすより、初期段階でツッコミを入れて先制するのが理想だ。
2. 見積精度をあげる
請負仕事は、見積が命だ。
たいてい工数(時間)×単価で見積金額を出すだろう。
実作業時間≧見積時間にならないように注意したい。
長すぎても通らないし、受注しようとして短すぎると自分が損をする。
例えば私なら、過去の仕事から「部品図X点作成一式で、実績はY時間」という記録をつけている。
自分の実作業時間の実績をこっそりと把握しておくと、最初は損をしても精度があがってくる。
3. 自分の単価を決める
自分のポリシーとして、単価を設定しておくのもポイントだ。
そうじゃないと、値切られたときに自分の軸がないので反論しにくくなる。
例えば、自分の目標収入を、自分が一月に動く時間で割ってみるとか。
1000円?3000円?10000円?
そうすると、見積外の仕事をさせられたりするのに、極端に抵抗が出てこないだろうか?
何度も打ち合わせに呼ばれたりすると、見積金額に反映させたり交渉したくなってくるのではないだろうか?(笑
最後に
前の記事で沢山のコメントを頂いたなかの、コメントを引用させて頂く。
請負で仕事を受けたと思ったら、いつのまにか従業員としてコキ使われかけていたお話 – のぼゆエンジニアリング
そうなんだよね。個人請負する以上、自分の行いには全て値札がつくと思って、心を鬼にしてこちらのルールを通していかないといけない。態度が曖昧だと、良いクライアントでさえ担当者が板挟みになって壊れていくしね
いみじくも言われている通り、「自分の行いには全て値札がつくと思って」行動しないといけない。
スキルの向上に努めるのはもちろんだけど、自分を守ることにも力を入れてほしい。