AutoCADでの作業が捗るコマンド・ショートカットを集めました。
製図作業などでガッツリと図面を描くときに差が出ます。
時間短縮だけじゃなく、アイコンをポチポチするよりも疲れ具合が違う気がします。
基本コマンドに絞っているので、マウス派の人も試してみてほしいです。
カチャカチャ、⌨ターン!で玄人っぽく操作しましょう👍
▼この記事は、AutoCADで使えるコマンドのほんの一部。
公式サイトにはコマンドやショートカットキーがまとめられているので、要チェックです。
AutoCADは個人でも必要な期間だけネットで入手できるので、興味がある方はAutodeskのストアを覗いてみて下さい。当ブログでも、使い方などの記事を随時アップしていきます。
ショートカットキー
図面の切り替え「Ctrl+Tab」
複数の図面ウインドウを切り替えられる。
マウスでクリックしてアクティブにするより速い。
アクティブな図面のみを閉じる「Ctrl+F4」
1.dwgと2.dwgを開いていて、1.dwgがアクティブだったとする。
その状態で「Ctrl+F4」を押すと、1.dwgだけを閉じられる。
図面の上書き保存「Ctrl+s」
他のオフィス系ソフトでもおなじみ。
CADにバックアップ機能はあるけど、定期的に押しておきたい。
図面の別名保存「Ctrl+shift+s」
別ファイルとして、名前と保存場所を指定、保存できる。
基点コピー「Ctrl+shift+c」
1.dwgと2.dwgを開いていて、1.dwgの図形を2.dwgにコピペしたいときに使う。
このショートカットキーを押下した後、まず基準点を指定し、コピペしたい図形を選択する。
印刷画面呼び出し「Ctrl+p」
印刷画面がでてくる。
ファイル⇒印刷よりも速い。
(要設定)クイック選択「shift+q」
線種や色でフィルターをかけて選択できる「クイック選択」を呼び出す。
これはデフォルトではショートカットキーは無い。
私の場合は、「shift+q」に設定している。
設定方法
こちらにくわしく書かれているので、参照してみてください。
カスタマイズウインドウは、コマンド「cui」でも呼び出せます。
コマンド
とりあえず全体表示「Z→A」
z (エンターキーターン!) A (エンターキーターン!)と流れるように打つのがポイント。
図面の一部で作業していて、全体をみたくなったとき。
一瞬で表示できる。
zはzoomコマンドを呼び出す。
次のaは、分岐したメニューうち、「全体表示」のコマンド。
任意の範囲を拡大「Z→w」
これもズームの分岐メニューから、窓枠で拡大表示範囲を指定できる。
プロパティをコピペ「ma」
オブジェクトのプロパティをコピペできる。エクセルでいう「書式のコピー/貼り付け」のような機能。
例えば赤い線と白い線があったとして、ma実行⇒赤い線をクリック⇒白い線をクリックすると、白い線が赤くなる。
直線を引く「l(エル)」
直線(line)コマンドが呼び出せる。
オフセット「o」
作図には欠かせないオフセット。
アイコンクリックより速い。
図形の伸び縮みストレッチの「s」
編集には欠かせないストレッチ。
アイコンクリックより速い。
線の伸縮「tr」
「tr」は線を任意のオブジェクトでカットするためのトリムコマンド。
逆に伸ばしたくなった時は、shiftキーを押しながら線をクリックするとよい。
※AutoCAD2010以降なら可能。
移動「m」
移動(move)コマンドが呼び出せる。
アイコンクリックより速い。
複写「cp」
複写(copy)コマンドが呼び出せる。
アイコンクリックより速い。
グループ化「g」
グループ化したい図形を選択後、コマンドラインにgと打ち込む。
一瞬でグループ化できる。
※バージョンによりできない場合あり。
面取り「cha」
面取コマンドが呼び出せる。
フィレット「f」
こちらは角丸め。
自由な線の伸縮 「len→dy」
トリムよりも自由に線を伸び縮みさせることができる。
長さ変更(lengthen)コマンドから、分岐メニューでdyを選択する。
図面データをダイエット「pu」
パージコマンド。
使っていないレイヤやシンボル、寸法スタイルなどを消すことができる。
ファイルサイズを軽くできるが、シンボルとか残しておかないとダメな時は、使わないでください。