機械製図技能検定向けに、よく使う製図ルール等をまとめた虎の巻を作りました。
A4のコピー用紙1枚で、たたむと小さな本になります。
普段の練習や試験前の最終確認に、手元に置いておくと便利です。
なにこれ?
私が勉強していた時、忘れがちな製図ルールなどを紙に書き出し、たたんで本にして持ち歩いていました。
仕事で練習に間が開いてしまったときとか、さっと目を通すとすぐに思い出せるし安心できます。
配布用に清書しました。
中身はこんな感じ(スクロールできます)
注意
内容
機械製図技能検定の実技向けの、虎の巻というかアンチョコです。
2級に照準を合わせました。
製図が得意な方には「これぐらい知ってるよ!」と言われてしまいそうですが、間が開くとあやふやになりがち。
普段はカスタマイズしたCADでテンプレやマクロ頼りなので、ゼロから描けって言われると結構忘れてしまうんですね。

- 1.CADの設定作業リスト
- 2.穴の寸法記入例
- 3.ねじの呼び方
- 4.表面粗さの指示例
- 5.幾何公差
- 6.キー溝の寸法記入例
1.CADの設定作業リスト
過去記事にも書きましたが、試験開始前に与えられる「練習時間」や試験開始直後にパパっとCADの設定を済ませてしまいしょう。
それをリスト化しています。
AutoCADが得意ではない人も、最終的には考えないでもできるように練習しておくと良いです。
空欄には、あなた自身のルーチンがあれば書いておいてください。
2.穴の寸法記入例
普段テンプレを貼り付けるだけだったり、会社のルールでオリジナルの書き方をしていたので、「JIS的に正しい表現」を覚えるのに苦労しました。
3.ねじの呼び方
普段メートル並目ねじしか使ってないと、その他のネジの呼び方をすっかり忘れてしまっていました。
試験では、管用テーパネジが給油口などでよく出てきますね。
4.表面粗さの指示例
これも試験に特化して、ざっくりと乱暴に書いています。
「Ra 25・・・どうでもいい」とか書いていますが、こんな感じでルールを作ってパッパと適用させて捌いていかないと、時間が足りなくなります。
5.幾何公差
幾何公差も使わないと忘れてしまいがち。
6.キー溝の寸法記入例
慣れてると当たり前のように入れられるでしょうが、念のため。
作り方

★ダウンロードは下記からどうぞ。PDFファイルです。
- 2017/1/9 v1.1に改訂しました。表面粗さについて追記。
ミニ本として印刷される方は、以下をA4の紙に印刷して下さい。
右上の「ポップアウト」をクリックすると、新しくpdf画面が開くのでダウンロードできます。

最新JISを勉強できる良い機会
めんどくさいと思うかもしれないけど、試験のおかげで最新JISを訓練できる良い機会。
私はハンドブックを参照しましたが、分厚いハンドブックが無くても良い本があります。
見やすいしわかりやすいし、とりあえず持っておいて間違いはありません。
改訂履歴
2016/8/24・・新規作成。
2017/1/9・・v1.1にup。表面粗さについての解説を増やしました。
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