BricsCADで、カスタムマクロのアイコンを画面に追加する方法を紹介します。
よく使うマクロを出しておけば、便利です。
完成図
画面左下に、カスタムマクロ(コマンド)のアイコンを追加しました。
今回、画面にアイコンを追加するマクロ
今回の記事では、試しに下記のマクロをアイコンとして登録し、クリック一回で使えるようにします。
^C^Clen;dy;
「長さ編集LENコマンド→ダイナミックDY」を一行で書いています。
実行したら、線分を、傾きを保ったまま伸縮できます。
▼ 動作の様子です。
動作を確認したバージョン
- BricsCAD Classic V17
私が使用しているのは、三年前に購入したバージョンです。
最新バージョンでは、見た目が同一ではない可能性があるのでご注意ください。
▼ 詳細・最新の情報は下記の公式ヘルプをご覧ください。
では、手順を進めていきます。
カスタマイズ画面を開く
まず、カスタマイズの画面を開きます。
▼ ファイル→カスタマイズをクリックすると画面が開きます。
▼右、左に分かれています。
- 右ペインは登録されている機能の一覧エリア
- 左ペインは実際に使用する機能を登録するエリア
……という役割です。
部分CUIファイルを作る
部分CUIファイルを作ります。カスタムする内容だけを記録する容器を作るイメージです。
ファイル名は、任意に決めて下さい。ここでは、MYTOOLとしておきます。
右ペインに、マクロを登録する
これからの流れ
ここからの操作の流れをざっくりと書くと、
「まず右エリアで機能を登録してから、左のエリアで画面に出す機能を選んで追加する」という手順を辿ります。
ツールボックスを作る
ツールバーと書かれたタブを選択し、右ペインに注目して下さい。
先ほど作った部分CUIの名前を右クリック→ツールボックスを追加をクリックします。
マクロなど機能を登録するための器です。名前は、好きに決めて下さい。
ここでは、GROUP1としておきます。
ツールを登録する
追加したツールボックスを右クリックして→ツールを追加をクリックします。
名称やコマンドなどを聞いてくるので、任意に埋めて下さい。
イメージ欄は、アイコンです。画像を当てることもできます。
特にこだわりがなければ、3文字以内の英数字を半角括弧でくくれば、文字がアイコンになります。今回はDYという文字をアイコンにしました。
左ペインに、実際に画面に出したいマクロを追加する
今度は、左ペインで作業します。
部分CUIの名前を右クリック→ツールバーを挿入をクリック。
名前は任意です。今回は、GROUP-Aとしておきます。
次に、作ったGROUP-Aを右クリック→ツールを追加をクリック。
「利用可能なツールを選択」をチェックし、先ほど作ったマクロ「長さ変更」を選択。
OKで閉じます。
あとは、カスタマイズ画面自体をOKで閉じます。
画面の好きな位置に追加する
手順の最終工程です。アイコンが並ぶエリアのどこかで右クリックすると、先ほど作った部分CUIが表示されている筈です。今回はMYTOOLという名前を付けています。
MYTOOLにカーソルを当てると、更にGROUP-Aという先ほど決めたツールバー名が表示されます。それをクリックすると、画面上にアイコンが現れます。
デフォルトでは浮動状態なので、ドラッグして任意の位置に移動すると、画面上に固定されます。
▼ GIFアニメです。画面左下で作業してます。
手順は以上です。
私は間が空くといつも手順を忘れるので、記事にまとめてみました。
参考リンク
詳しい規則などは、下記の公式ヘルプをご覧ください。