Autodesk Inventorの機能、「iPart」の使い方を説明します。
類似品の作図を省力化できます。
ipartの使い方(作り方)
操作の流れ
1.一つモデリング
まず、基本の形状を一つ、モデリングします。
気をつけてほしいので、あとで可変することを考えて3D化を進めて下さい。
これは何度かやっているとわかってくると思います。
可変する寸法には、あらかじめ名前を付けておくと楽ですよ。
例えば、基本形状の寸法が100の個所に、「length」という名前を付けたい場合。
こう書けば、名前が付けられます。
length=100
2.可変寸法に名前をつける&確認
モデリングが終わったら、可変させる寸法に名前をつけていきます。
「パラメータ」という機能を使います。
さっきモデリングしたときに付けた名前は、すでに入っていますね。
つけ忘れた寸法には、名前をいれておいてください。
パラメーター一覧は、エクセル読み込み可
また、可変させる寸法が大量にある場合は、項目をエクセルで読み込むこともできます。
「リンク」をクリックして、エクセルファイルを読み込んでください。
一覧の書式は、こんな感じです。
3.「ipart」ボタンを押す
はい、では「管理タブ」→「ipart」ボタンをポチっと押してください。
バリエーションを作るモードに入ります。
下の段がバリエーションの一覧です。
ある程度自動でパラメーターがリストに入っていますが、更に追加したりする場合は、
上の項目をいじくって下さい。
OKで閉じます。
4.エクセルでバリエーションを入力
はい、これでバリエーションを作る準備が整いました。
あとは、リストを作成するだけです。
左のツリーから、「テーブル」を右クリック。
「スプレッドシートで編集」を選んでください。
はい、エクセルが開きます。
ポチポチと入力していってください。
出来たら、上書き保存をして、エクセルを閉じます
5.完成!勝手に生成される
エクセルを閉じてInventorに戻ると、自動的に生成されます。
はい、完成です。
▼(gifアニメ)左のツリーから、クリックでバリエーションを切り替えています。
ipartsが役立つ場面
似た形状の類似品、バリエーションを作る際に手間が減ります。
役に立った事例は、別記事に綴りました。