技術士一次試験、適性科目で「常識では解けなかった」項目を書き出してみた。
計算問題がないのでないがしろにされがちだが、技術者としての大事な教養。
まじめに、でもサクっと効率よく取り組もう。
常識でいけるwはだめ。
試験内容は下記の通りだ。
技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性
出典:技術士第一次試験の科目|公益社団法人 日本技術士会
技術士法を始めてその関連分野における法規などが問われる。
「常識でなんとかなるだろう」とタカをくくらずに、過去問は解いて知識の整理をすることをお勧めする。
確かに常識的に解ける問題もあるが、似たような選択肢がでて初見では判断に迷うことになるからだ。
でも効率よく
とはいえ、法律家ではなくあくまで技術者なので適性科目ばかりに時間を割くのは賢明じゃない。
過去問題を6、7年分ほど解いていれば十分に対策が出来る。
個人的には、適性科目は計算もないし勉強はしやすいがたくさん文章を読むので疲れた^^;。
私が適性科目の勉強していた際に自分の「常識」では解けなかった項目と資料を、以下に書き出してみた。
※あくまでのぼゆの独断です
その1.個人情報保護法について
平成27年9月に改正がかかった。
公式のハンドブックにコンパクトにまとまっているので、読んでおきたい。
例えば個人情報取り扱い業者になる基準、私が受けた時とは違ってた。
「5,000人分以下の個人情報を取り扱う事業者についても個人情報保護法の義務の対象となる」なるほど・・・
参照サイト
その2.製造物責任法
-
何が対象になるか?
「製造又は加工された動産」と定義される。 -
対象外のケースは何か?
土地・家屋などの不動産は対象外
ソフトウェアは対象外
電気は対象外
未加工農林畜産物は対象外
テレビが発火しただけ、など製品そのものの損失だけでは対象外
参照サイト
その3.環境のこと
キーワードを拾って概要を理解しておく
- ゼロエミッション
- カーボンオフセット
- カルタヘナ法
- 循環型社会形成推進基本法・・など
その4.知的財産権について
- 産業財産権の内訳は?
特許権・実用新案権・意匠権・商標権 - 絶対的独占権と相対的独占権の概要
特許権は、絶対的独占権
参照サイト
その5.技術士法第四章について
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技術士倫理綱領|公益社団法人 日本技術士会
解説資料のPDFがダウンロードできる。
・・・など
おすすめテキスト
出る問題は、過去問をベースにした問題がほとんど。
問いの出方などに慣れるためにも、過去問数年分を解くことをおすすめする。
よくまとまった過去問題集が販売されているので、1冊持っていれば勉強が捗る。
私は基礎・適性科目はこの本1冊しか使っていない。
過去問7年分+予想問題が収録されているし、解説もある。
分野別に詳細に出題事項を分析してあるので、戦略的に勉強が可能。
A5サイズの本なので、コンパクトなのも気に入った。
問題と解答だけなら、ネットでも配布されている。
過去問題(第一次試験)|公益社団法人 日本技術士会