ポリテクといえば、失業したときに使う施設というイメージがあるかもしれない。
しかしそれだけでは勿体ない、普段の勉強にも使える施設だ。
おすすめは「在職者訓練」
ポリテクとは「職業能力開発促進センター」の愛称。
半年くらいの失業者向けの長期講座がメインのイメージかもしれない。
実はそれだけではなくて、「在職者訓練」ということもやっている。
「在職者訓練」とは、文字通り働いている人向けの講座だ。
土日もしくは平日2~3日の開催で、10~24時間のボリュームだ。開催講座は都道府県によって違うけど、全国にセンターがあるのでどこかには通えるだろう。
試しに京都のWEBサイトをみると、在職者訓練講座は機械系/電気系の2種類のコースがある。
機械設計/製図技術をクリックすると、機械設計製図に関する様々な講座が用意されているのが分かる。
私は勉強を始めたばかりの頃、加工技術系の講座にお世話になった。
会社が設計onlyだったり独学だと工作機械に触れる機会は無い。
「筒モノは軸方向を自分と平行に図面にかく」なんて言われても実感がわかなかったけど、講座を受けて自分の手で旋盤を動かすと、当たり前のように感覚で理解できる。
電気系だと電気工事士の実技講座なんかもあって、実用的。
勉強の一人プロジェクトの助っ人に
機械や電気系の勉強は実習しようとすると設備がない個人は辛いところだけど、
こういう講座ですこしでも補完できるのはありがたい。
独学を進めていくうえでの助けになるだろう。
また、ポリテクセンター以外にも自治体によっては「技術専門校」という公立の専門学校を運営していて、そこに在職者訓練のコースが用意されていることもある。
都道府県によって講座の内容は違うので、WEBページで確認してほしい。