「PhET」という無料教材 が、すごく楽しいです。
特に中高レベルの理系科目を独学している人におすすめ。
教材といっても教科書のような解説ではなく、シミュレーター。
座学と組み合わせれば、手軽に実感を得られます。
「PhET」とはどんなサービス?
▼サイトはこちら

「PhET」はコロラド大学ボルダー校発のプロジェクト。
理科系科目のシミュレーション教材がオープンソースで公開されており、無料で使うことが出来ます。
現時点で扱われている科目は物理、化学、生物、地球科学、数学です。
例えば、こんな感じのカラフルで楽しい画面です。
条件を変えて、結果をビジュアルに確認できます。
▼ PhET Interactive Simulations, 「シーソーバランス」よりスクリーンショット

▼ PhET Interactive Simulations, 「放物運動」よりスクリーンショット

ほとんど日本語対応、英語知識はほぼ不要
WEBサイトの基本言語は英語ですが、シミュレーターは多くが翻訳対応されています。
それに授業を聞くサービスではないので、長文を聞いたり読んだりする英語力は不要。
イラストがメインなので目で見てわかります。
文字が表示されたとしても英単語程度なので、わけらなければ調べればさほど苦になりません。
▼ PhET Interactive Simulations, 「フックの法則」よりスクリーンショット

動作環境はPC。一部はスマホ上でも動きそう
このサイトの多くのシミュレーションは、Flash、Javaで作られています。
なので基本的には、WindowsやMacのPCのインターネットブラウザ上で動きます。
Javaで書かれているものは、別途ダウンロードが必要になる可能性があります。
▼(参考)動作環境について

新作のシミュレーションはHTML5で作られているので、スマホでも動くはずです。
(私の環境、Android7.0 / chromeではHTML5が動きました)
▼(参考)HTML5のシミュレーター

「授業」はないが、自分で補えばok
PhETはシミュレーターの集まり。
授業動画が流れるわけではないので、予備知識ゼロの状態では学習が進みません。
紹介動画を見ると、もともと「学校の先生が授業に合わせて生徒に興味を持たせる」のを想定していると感じました。
しかし、大人の独学組にとってはむしろ良いこと。
いきなりシミュレーターを眺めても意味不明なので、事前知識は、参考書なり他から仕入れてから望む必要性が出てきます。
ゼロから初めて学ぶチンプンカンプンの単元でも、「まずはシミュレーターの意味がわかるレベルまで持っていく」のを目標にする。
するとより能動的に学べるというか、良い動機付けになると思います。
とりあえず覗くだけでも楽しいです。
▼サイトはこちら
