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3Dモデルから組立図を描く作業の様子を、動画で紹介します【Autodesk Inventor】

Autodesk Inventor

3DCAD(Autodesk Inventor)で組立図を描く様子を動画で紹介します。

詳細な操作方法というよりは、「3D CADで組立図を、どんな機能を使ってどんな風に描いているか」という概念的な観点で記事を書きました。

この記事では、Autodesk Inventor 2020を使用しています。

 

※ 図面化の具体的なInventorの操作方法は、別の記事に書いていますので必要に応じてご覧ください。

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はじめに― リクエストを頂きました

設置している「記事リクエストボックス」に、こんなリクエストを頂きました。
3Dモデルから2D組立図を描く作業を動画で見たい」という内容です。

そこで、私の使っているAutodesk Inventorで2通りの組立図を描く様子を紹介します。

★ 動画を録りました

Youtubeに、以下の2パターンの組図を描く作業の様子を
動画にしてアップしました。

  1. オーソドックスな第三角法投影図タイプ
  2. 分解図タイプ

以下は、動画のあらましです。

動画のあらまし

サンプル3Dデータ

組立図の対象になるサンプル3Dデータは、コレを使います。過去の習作、板金工作ブツを3Dに起こしました。

サンプル

その1. オーソドックスな第三角法投影図タイプ

「図面」と聞くとこういう感じの三面図(第三角法投影図)が思い浮かびますよね。
図面の正式な表現方法なので、私もよく描きます。

ネジやハーネスなど補材は、使用部品の風船に品番をぶら下げています。
(※ハーネスの風船は挙げ忘れています)

デメリットとしては、正式な表現とはいえ、正直なところ見づらく感じることです。また、製図ルールを守りながら分かりやすくするのには手間がかかります。例えば、部分断面を駆使したり矢視で投影をふやしたり。あまりに細かい編集(隠線や稜線の処理など)は、2D CADに移して作業しています。

その2. 分解図タイプ

こちらのタイプは、ビジュアルで分かりやすいので好きです。
家具などの説明書でもおなじみ。

ネジやハーネスなど補材は、使用部品の風船に品番をぶら下げています。

主に自分や内内で組み立てるようなモノは、こちらのタイプの組立図を描いています。
お客様によっては、「分かりやすいから」という事で組立図と組立指示書を兼ねたこのタイプの体裁で描いて提出する事も多くなりました。

2DCADでアイソメ図など立体図を描くのは大変ですが、これは3DCADの面目躍如ですね。修正も容易で、図面化もラクチンです。

さいごに

今更ですが、3D CADは手放せません。

但し、万能ではありません。製図機能は2D CADに比べると小回りが利きにくいです。
細かい2D図面フォーマットが厳密に決められているような案件だと、わざわざ2DCADに書き出して編集することもあります。

とは言え、2DCADだけ使用していた頃と比べると、表現手段も増えて格段に楽になりました。
もし3D CAD未導入なら、是非検討してみて下さい。確かに費用はかかりますが、無償の体験版もあるので事前検討は十分できます。

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