お問合せを頂いたので、回答を記事にしてみました。
お問い合わせの内容
頂いた概要は、以下の通りです。
「資格の計画と時間管理や仕事なら工数の計算に見積もり。
時間をコントロールするために必要なこと、意識すべきことは?」
私は偉そうに言えるほど時間管理のプロではありません。
というかむしろ失敗が多く、見積もりに失敗して損することが多々ありますし…。
でも昔から一人で色々と計画・行動するのが大好きです。
今も零細ながら個人事業主なので、一人で何かしている時間が長いです。
その上で、時間管理について私なりにまとめてみました。
何でもプロジェクトとして考えています
仕事でも資格の勉強でも、何でもプロジェクトとして考えています。
「プロジェクト」なので、期間や目標を計画し定める必要があります。
というのも私は無意識に行動すると、どうも行き当たりばったりになりがちなんです。
その時の気分によって浮き沈みがあって、全てどうでもよくなってしまったり。
そんな自分のコーチとして、計画は必須です。
計画・スケジューリングはやる気があるうちに綿密に行います。
最初の計画さえしてしまえば、あとはそれに従うだけで良いのでかなり楽になります。
過去記事にもつづっていますので、ぜひご覧ください。
▼過去記事
意識していること
すべてを具体的に単純化する
計画時は、できるだけ全ての項目を具体的に単純に考えるようにしています。
例えば資格の勉強なら、意味があるのかとか資格だけではどうたらとか、そんなのは考えません。
それは計画の前段階で考えて、取ると決めた後の計画では単純に「取得」を目的にします。
どうやって勉強を進めるのかも、具体的に考えます。
「過去問をn年間分やる」というのは具体的なようでまだ不十分です。
- まずは答えを見ずに自力で解くのか
- 答えや参考書を自由に見て解くのか
計画は自分への指示書だと思って、組むようにしています。
簡単なガントチャートを作る
計画は、記録を残さないと忘れてしまいます。
残し方は色々だと思いますが、私はガントチャートが好きです。
正式な書き方を踏襲する必要はなくて、自分さえわかれば良いのです。
手書きでもOKですが、私はこんな感じでエクセルで簡単なものを作っています。
▼とある制作物の計画です。
最近知ったのですが、WEB上でガントチャートを作れるサービスもあります。
本来は複数人で使うと真価を発揮するのでしょうけど、一人でも十分役立ちます。
スクリーンショットはこんな感じ
手を動かすのは一番最後。
もちろん手を動かさないと何も進まないのは承知の上です。
しかし、私はあえて「手を動かすのは一番最後」だと思っています。
計画が上流だとしたら、実作業は下流に位置します。
例えば、モノの製作なら。
仕様も詰めずにいきなりCADを触り始めると、時間ばかりが経ちます。
組図や3Dで検討せずにいきなり部品を作り始めると、後から干渉や不具合でコストと時間のロスになります。
そういった事態は上流で避けられるので、計画や段取りに力を入れたいと考えています。
下流は体力的に大変なので、なるべく頭まで使わないように、上流で頑張っておきたいんです。
つまみ食い
例えば何かを製作する場合。
計画の頭から順調に進むとは限らず、絶対どこかでトラブります。
後段階で根本的なトラブルが発覚したら、致命傷です。
個人的な例ですがモノを製作した際のお話です。
部材の調達は、設計完了後の予定。
しかし設計中に重要部材の在庫をふと確認したら、思ったより長納期でした。
設計後に手配してたら、間に合っていなかった……
というような事を防ぐべく、私は各タスクをちょっとずつサワリだけ試すようにしています。
つまみ食いするイメージ。
詰まったら後回しにする
どっかで詰まるタスクが出てきます。
資格の勉強なら不得意分野で嫌気がさしたり。
製作なら正常に動作しないとか。
やっつけてから進みたくなりますが、全体の完成度を挙げるなら後回しにする必要があります。
資格なら、そこを捨てても他に注力すれば合格点に届く可能性があります。
実例:資格の勉強なら
勉強計画を立てる際、意識しなくても理想が入りがちです。
「こうすべき」という厳格さは捨てた方が良いです。多分破綻します。
例えば、「平日も勉強時間に入れて寝ずに毎日勉強すべき」とか。
理想はそうでも、私は無理でした。残業多いし、残業がなくても電車乗るだけで疲れ果てるし……
あまり身体的に負担かけすぎると「意味あるのか」とか余計な考えが浮かんでしまいます。
今の生活スタイルの延長線上で現実的に計画する、のがコツだと考えています。
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実例:仕事では実績もきっちり記録する
仕事では、請負仕事なので見積もりをよく出します。
これが私は悩みの種で、新規の仕事ではなかなか上手くいきません。
負荷の量を読み切れず、少なく見積もって損をしたりします。
請負後は前述のように、「プロジェクト」だと考えて進めるのはもちろんです。
仕事ではそれだけではなくて、案件終了後に一人振り返って実績をつけています。
続けていると、どれだけ計画に理想が入っていたか可視化されるのでお勧めです。
詳細は、過去記事にもつづりましたのでご覧ください。
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