機械設計技術者試験の直前対策として、「工作法」の勉強ポイントをまとめました。
なじみがなくて当てずっぽうでは答えづらい項目を優先して選んでいます。
この記事の目的
機械設計技術者試験の科目、「工作法」の重点勉強ポイントをリストアップしました。
力学系科目と違い計算がないから楽、という訳ではありません。
この科目は、知らないと見当すらつかない・・という状況に陥ることがあります。
(私はそうなりました・・・)
対象の資格
機械技術者試験3級、および2級を対象にしています。
経験で答えられないなら、資料で概念を理解しておく
旋盤やフライス盤など工作機械を触ったことがある人なら、経験や感覚で答えられるかもしれません。
私は受験時ポリテクや実務の追加工で使っていたので、なんとなく答えられる設問もありました。
ただ研削や溶接など触れる機会がなく気軽には使えない工作機械や加工法になると、やはり本で概念を理解すると効率が良いです。
概念だけでも引き出しとして持っておくと、実務でもイメージが湧きやすくなります。
勉強しておいたほうが良い項目
過去問を解いているとわかりますが、「経験・感覚だけでは答えづらい項目」があります。
それをピックアップしました。
それぞれに詳しいサイトがありますので、リンクを貼っておきます。
まったく機械加工に馴染みがない方は、次項目のおすすめ書籍を一通り読んでみて下さい。
切削機構
このサイトで、切削加工の理論をざっと読むことができます。
特に構成刃先の個所はよく読んでおいたほうが良いです。
研削加工
このリンク先では、機械加工における研削の立ち位置を俯瞰できます。
精密仕上げ
ホーニング
ホーニングは円筒内面への精密加工法の一つです。
加工面は、網目状になります。
加工動画をみれば、なんとなく頭に残ると思います。
Youtubeに色々上がっていました。
ラッピング
バレル研磨
また、このサイトは他にも切削から溶接まで用語をざっと勉強できます。
おすすめ書籍
切削、研削、塑性加工、表面処理、溶接など一通りの基本的な工作法を俯瞰することができます。
前半は鉄鋼材料について。後半は切削機構を勉強できます。
タイトルの通り鉄鋼材料と切削加工の解説がメインの本。
被削材別の解説、工具寿命など詳しく勉強できます。
しかし大判でビジュアルな本なので、読んでいてもしんどくないのが良いです。
暇があるとペラペラめくっています。