「てがろぐ」というマイクロブログシステムを紹介します。
言わば「一人ツイッター」として使っていますが、とても快適です。
はじめに
少し前から「拡散やフォロー機能は特に不要で、粛々とトピックを投稿する」ようなシステムを探していました。
そんな折、出会ったのが「てがろぐ」というCGIです。
記事にするほどでもない細かい事を気軽に投稿できて、とても気に入っています。
この記事では、「てがろぐ」の導入方法を簡単に紹介します。
設置もカスタマイズも負担は少ないです。「発信したいけどWordPressを導入するほどでは・・・」と思っている方も試されてみては如何でしょうか。
設置したページ
▼ こちらが、設置した私のてがろぐです。
▼ ログイン状態で開くと、投稿欄が出ます。装飾や画像の添付は、ボタンが用意されていて簡単です
※ 非ログイン時の投稿欄の表示状態は、管理画面の「投稿欄の表示」タブ→「QUICKPOST(ページ内に埋め込む投稿欄)の表示:」で制御可能です。
外観は、デフォルトの「シンプル日記スキン」を基に、少しカスタマイズしました。
言わば「自分しかいない静かなツイッター」。気ままにつぶやきや、ブログの更新通知なんかに使えれば良いなあと思っています。
てがろぐとは?
「てがろぐ」は、個人ないし少人数向けのマイクロブログを運営できるフリーCGIです。
ツイッターのように、文章や写真を投稿することができます。
ハッシュタグやカテゴリ分類ができますし、検索機能も強力でとても使いやすいです。
▼ 「てがろぐ」公式サイト
- CGIの動作サンプル│てがろぐ 公式サイト
https://www.nishishi.com/cgi/tegalog/#samples - CGI使用条件(ライセンス)│てがろぐ 公式サイト
https://www.nishishi.com/cgi/tegalog/#license
レンタルサーバーが必要です
一つ、注意点です。てがろぐは無料ですが、環境としてレンタルサーバーが必要なので、維持費がかかります。
CGIの設置が出来る安いプランを選べば、大きな負担はないと思います。
例えば、さくらのレンタルサーバ ライト (最安プラン)なら、12ヶ月一括:1,571円(月額換算131円、2023/6/21現在)です。
※ このプランはてがろぐ専用にするなら経済的なプランですが、WordPressは使えないのでご注意ください。
- ちなみに、私のてがろぐは さくらのレンタルサーバ スタンダード
というプラン(12ヶ月一括:5,238円 月額換算437円、2023/6/21現在)に置いています。
「WordPressのサイトも作るかもしれない」という方は、こちらがオススメです。
- アドレスを任意の独自ドメイン(〇〇.comとか)にする場合は、別途ドメイン維持費がかかります。取得するドメインや契約先で違いますが、.comだと年間1500~2000円台だと思います。
- 動作サーバーの例│てがろぐ 公式サイト
https://www.nishishi.com/cgi/tegalog/setup/#checkedservers
導入方法
この記事では私が設置した流れを簡単に紹介します。
詳細な設置方法は、公式サイトのマニュアルをご覧ください。
とても詳しく設置方法が解説されています。
レンタルサーバーを用意する
CGIを設置するレンタルサーバーを用意します。
- 動作サーバーの例│てがろぐ 公式サイト
https://www.nishishi.com/cgi/tegalog/setup/#checkedservers
初期設定を済ませて、データをアップロードできる状態にしておいてください。
※ サーバーによって初期設定のマニュアルが用意されていると思います。
例)さくらインターネットの場合
てがろぐをダウンロードする
「てがろぐ」のファイルをダウンロードします。
初回なので、「完全構成」をダウンロードしました。
てがろぐを設置する
ダウンロードしたzipファイルを解凍して、内容物をサーバーにアップロードします。基本的に「アップロードして、パーミッションを変える」だけで設置が完了します。
▼ 使っているサーバーによって作業内容が違うことがあるので、詳しくはマニュアルをご覧ください。(サーバー別に設定値が掲載されているので、とてもわかりやすいです)
なお、サーバへのアップロードは、FTPソフトやサーバーに用意されているwebツールなどで簡単に出来ます。
▼ さくらインターネットの場合、WEB上で使えるファイルマネージャーというツールが用意されています。
パーミッションの操作も可能です。
▼ 私は、FileZilla というFTPソフトを使っています。
もう、動く
完了したら、アップロードしたtegalog.cgiのアドレスにブラウザからアクセスすると、普通にてがろぐが開くはずです。
- アドレスは、置いた場所のドメイン名に、tegalog.cgiを付加したものです。
例)https://diary.noboyu.com/tegalog.cgi
ユーザID、パスワードを設定しておく
一人だけで運営するので、自分だけが書き込める状態にしておきましょう。
管理画面の「ユーザーIDを管理」画面で操作できます。
設置直後はadminというユーザーが追加されているので、一人ならパスワードの設定だけでも可能です。
IDも新たにする場合は、新規にユーザIDを作成 で新しくIDとパスワード、権限(管理者なのでLv.9)を設定してから、初期のadminを消せばOKです。
- ユーザ設定│てがろぐ 公式サイト
https://www.nishishi.com/cgi/tegalog/usage/#howtouse-permission
見た目を調整する
「てがろぐ」は見た目を簡単・柔軟にカスタマイズできるのも魅力です。
標準で見やすいスキンが添付されていますし、更に変えたい場合はスキンファイル(HTML・CSS)で、デザインを自由に変えられます。
私の場合は、標準の「tegalog-simple」というスキンを基にデザインをカスタマイズしました。
基にするスキンを複製
方法としては、まずローカル環境で、基にするスキンのフォルダを複製(中身も一緒に)します。
フォルダ名は、何でもよいです。tegalog-simple-2 とかでも可。
ファイルを編集する
そして、複製したフォルダの中身のファイルを、自分好みにカスタマイズします。
たとえば、基にするスキンが「tegalog-simple」の場合、以下の3つのファイルを編集します。
- skin-cover.html・・・全体的な構造
- skin-onelog.html ・・・個別投稿の構造
- tegalog-simple.css・・・装飾
htmlファイルをローカルでブラウザで開きながら編集していると、大分勝手がわかってくると思います。最低限、色を変えるだけでも、雰囲気が変わります。
また、各要素の役割がコメントとして詳しく書かれているので、「これは何のための記述だろう?」とか迷うことは少ないと思います。
▼ 詳しいカスタマイズ方法は、公式マニュアルをご覧ください。
ファイルをアップロード
スキンの編集が済んだら、「てがろぐ」を設置したサーバーへアップロードします。
管理画面で、新スキンを指定
作ったスキンを適用します。管理画面の 「スキンの切り替え」で操作できます。
先ほどアップしたスキンのフォルダ名が一覧に追加されているので、3列目の本番適用(簡易)をクリックすると適用されます。
完了
これで、ひとまず設置作業は完了です。あとは、自由に書き込めますね。
ハッシュタグやカテゴリ分類ができますし、検索機能もあるので、備忘録としても威力を発揮すると思います。
もし不明点があれば、このページの最後のコメント欄にコメント下さい。1ユーザーの分かる範囲でですが、お答えできることがあるかもしません。
関連リンク
▼ 公式サイト
▼ 今回設置したページ
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