AutoCADを、オンラインで購入する流れ。自分だけの練習環境をつくって気兼ねなく使おう

AutoCAD

AutoCADを、独習したいあなたへ

AutoCADを使う仕事に初めて就いた場合、一刻も早く、自由に使えるようになりたいですよね。
しかし、なかなか習熟できず、もどかしい思いをされていませんか?

「まぁ使っているうちに、慣れてくるだろう……」と思っていても、
実際の業務時間中は様々な仕事が入って、CAD操作に専念できない職場もあるでしょう。

環境が無ければ、作ってしまおう!

じゃあどうするか? 環境が無ければ、自分で作ってしまいましょう。
自宅のPCにCADを使える環境を作るんです。

CADは「個人で気軽に買えるものではない、めんどくさそう」というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
誰でも公式サイトから、ネットで簡単に購入できます。  

今は「サブスクリプション」と言って、利用期間の分だけ料金を支払う方式です。
「3か月だけ特訓するけど、あとはいらない」なんて使い方も、柔軟に出来ます。

例えばAutoCADの場合、1年契約なら ¥71,500、1ヶ月契約なら¥8,800です。(2023/6/25時点)

自宅のPCに入れれば、気兼ねなく、じっくり操作を研究、練習可能

自己啓発で技能検定などの資格試験に挑戦する場合も、自分だけの練習環境は特に有効です。

環境を用意できたら、チュートリアルやテキストに、あなたのペースで取り組んでみて下さい。
職場では焦っていた操作も、「なんだ、こんなもんか」と落ち着いて捉えられると思います。


オンライン購入のメリット

オンラインで購入すると、以下のようなメリットがあります。

思い立ったら即日使える

普通のネットショッピングの感覚で、購入がオンラインで完結します。クレカ払いなら、手続した即日に使えます。
※ 銀行振込など、クレカ以外の支払いも用意されています。詳しくは、公式のヘルプをご覧ください。

契約期間中はアップデートが無料。常に最新のバージョンを使える

修正パッチはもちろんのこと、メジャーアップデートも普通に適用できます。
例えば、「購入時はAutoCAD 2023だったが、購入後にAutoCAD 2024が出た」という場合でも契約期間中なら普通にアップグレードできます。
常に新しい機能を試せるので、業務の効率化のアイデアが思い浮かぶかもしれません。

購入前、購入後の問い合わせも可能

問い合わせ窓口が用意されているので、不明点や問題などがあれば、問い合わせが可能です。

カスタマー サポートへのお問い合わせ | Autodesk サポート
製品のサブスクリプションや教育機関限定ライセンス、体験版ソフトウェアについて不明な点がある場合は、サインイン後、オートデスク サポートに問い合わせたり、さまざまなヘルプ リソースで解決策を調べたりできます。

方法は、電話、チャット、メール(フォームに記入)の3種類が用意されています。

私の経験上は、チャットが一番使いやすく感じています。

電話は苦手だし、でもメールを待つのも嫌だなあ……ときに丁度よいです。
もちろん、チャットでは日本語でOKです。


現在のAUTOCADには、以下の2種類が存在します(2023/6/27時点)。

この記事でオススメしてるのは、前者。基本のAutoCADです。
2Dの作図は普通に出来ますし、LISPも使えるのでカスタマイズの練習もできて、経済的です。

  • AutoCAD(業種別ツールセット無し版):71,500円/1年間(2023/7/3時点)
    従来のLT価格で、AutoCADの機能が使えます。但し、業種別ツールセットはついていません。
  • AutoCAD Plus (AutoCAD including specialized toolsets) :231,000円/1年間(2023/7/3時点)
    業種別ツールセットが使えるのが利点。例えば機械設計だと標準部品や機械製図の寸法などが用意されています。

まずは体験版で、お試し可能

購入前に、体験版でお試しできます。

あなたのPCにインストールして、普通に動くか確認しておくと安心です。
30日間使えるので、ゆっくりチェックできます。

▼ 以下のサイトにアクセスし、左側の「無償体験版をダウンロード」ボタンをクリックして、画面指示に従っていけばダウンロードできます。
※アカウント未作成の方は、画面指示に従ってアカウントを作成して下さい。


最初に目的を選択する画面が出ます。一般の方の個人利用は、「ホームユース」を選んでおけばOKだと思います。
※「教育」は学生、教職員の方専用です。

教育機関に所属する学生もしくは教職員の方は、購入せずとも無償で使えるプランがあります。営利目的では使えませんが、学習用だと無償利用が可能です。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。


購入方法

ここで、「ネットで買えるのはいちおう分かったけど、実際の流れがわからないと不安」という方がおられると思います。

……というわけで、ここからは「公式サイトからAutoCADを購入して、立ち上げるまで」の手順と流れを紹介します。


教育機関に所属する学生もしくは教職員の方は、購入せずとも無償で使えるプランがあります。営利目的では使えませんが、学習用だと無償利用が可能です。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。

Autodeskのアカウントを作る

はじめに、Autodeskのアカウントを作っておきましょう。体験版のインストール、購入、問合せなど各場面で必要です。
既にアカウントを作成済みの方は、次へ進んで下さい。

▼ 以下で作れます。

Autodesk - Create Account

カートに入れる

こちらのAutoCAD概要ページにアクセスします。


先ほど作ったアカウントで、サインインしておきます。

画面右上の 「サイン イン」をクリック。

契約したい期間を選んで、カートに追加します。

例えば1ヶ月だけ使う場合、¥8,800 /1ヶ月契約 をクリックしてから、カートに追加ボタンをクリックします。


カート内で、支払い条件など設定する

▼ カート内のチェックアウト ボタンをクリックすると、支払い条件などの設定画面に移ります。

購入する

契約ソフト、契約期間など間違いが無いか、今一度ご確認下さい。
間違いがなければ、注文の送信ボタンを押すと、注文が確定します

領収証が必要な方は、管理ぺージから 発行可能です。

左のメニューの請求と注文今後の支払いをクリックして、該当する製品を選択します。

▼ 購入に関するよくある質問

カスタマーヘルプ|購入、ショッピング、配送、支払い|オートデスク
オートデスクでの購入に関する質問への回答を見つけてください。購入、買い物と配達、支払いについてサポートを受けましょう。

⚠ 自動更新に注意

購入直後は、デフォルトで自動更新になっています。期限が来たら、自動的に更新されてしまいます。
自動更新を希望しない方は、管理ページ設定が必要です。

  1. 管理ページの左側のメニューの請求と注文サブスクリプションと契約 をクリック
  2. すると契約しているソフトの項目が表示されるので、選択
  3. 下の方に自動更新をオフにするボタンがあるので、探してクリック
    →自動更新が解除される

▼ 詳しくは、公式サイトのヘルプをご覧ください。

Autodesk Account の基本 | 請求と注文 | サブスクリプションのキャンセル
サブスクリプションをキャンセルするには、アカウントで自動更新をオフにします。現在のサブスクリプションは、有効期限が切れるまで有効です。

インストールして、立ち上げる

体験版使用時にインストール済の方は、以下のインストール作業は不要です。
購入後、AutoCADを立ち上げなおせば反映されている筈です。

購入が完了したら、ソフトをダウンロード、インストールします。

  • ダウンロードに関する案内は、購入直後の画面か、送信されてくるメールに記載されています。
  • または、アカウントの「製品とサービス」のぺージからでも、ダウンロード・インストールが可能です。
    → 左のメニューから全ての製品サービス をクリック。
     購入したソフトのタイルカードが表示されているので、バージョンなどを選択の上、インストールボタンを押すとインストールが開始します。

▼ 公式サイトのヘルプ

オートデスク ソフトウェアのダウンロード方法 | 個別のインストール
インストールの種類とインターネット速度に応じて用意されている 4 つのダウンロード方法のいずれかを使用して、オートデスク ソフトウェアをダウンロードする方法について学習します。

▼ あとは、ソフトが立ち上がることを確認しておきましょう

お疲れ様でした!
もし、購入したソフトがアカウントに反映されていない・・・などの不具合があれば、問合せしてみて下さい。


購入後の管理

所有製品の管理はWEBで

▼ サブスクの期限など契約情報の確認、ソフトのダウンロードなどの管理は、以下のサイトで行えます。(サインインが必要です)

Autodesk - Account
Home Page

アップデートの通知は、デスクトップアプリに来る

AutoCADのインストールの際、Autodesk Accessというアプリも一緒にインストールされます。
更新プログラムがリリースされたら、このアプリ上に通知されます。

Autodesk Accessを表示した様子
Autodesk Accessを表示した様子

環境はできた。次はどうする?

さあ、環境ができました。次はさっそく使っていきましょう!

全然慣れていない方なら、まずはチュートリアルをこなしたり、学習ビデオを見たりして、雰囲気をつかむところから始めると良いです。

おすすめの資料

いくつかおすすめの資料を紹介します。

初心者向けの、Autodeskの公式ドキュメントです。
各機能に関する説明や、操作方法の学習ビデオ が見られます。


手前味噌ですが、当ブログの記事です。
AutoCADの環境設定をして、簡単な絵を描いて印刷するところまでを、解説しています。
初めての方に、一連の動作の雰囲気を掴んで頂ければ幸いです。



▲ 機械系の職種の方におすすめしたいテキストです。機械要素などが課題の題材なので、馴染みやすく実践的です。
書名に「LT」が入っていますが、現在のAutoCADも基本の作図操作は同じなので問題ありません。
前半は製図についての説明、後半は演習課題が出題され、淡々と作図して訓練できます。
演習があるとやるべきことが明確になり、「作業」として手を動しているうちに、操作に慣れてきますよ。
私が購入したのはいくつか前の版ですが、この書籍が気に入って練習に使っていました。

自分だけの練習環境を手に入れよう!

初心者こそ「誰にも気兼ねなく、自分だけが、自由に使える環境」って、大切です。慣れないうちは、まごついたりして、どうしても人目を気にしてしまいますから。

必要な時に、必要な期間だけ。サブスクだと初期費用を抑えられるので、サクっと柔軟にその環境を構築できます。

体験版の使用だけでも可能なので、是非検討してみて下さい。

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