近所のブラック会社か、遠くのホワイトか。
私なら迷う選択肢です。
そこで、働きやすさを疲労度マップで考えてみました。
タイトルの問いかけには、「迷わずホワイトだろ」と思われるかもしれません。
しかし一概には言えません。
「ホワイト」といっても相対的に待遇が良い、という程度なんですが、
どちらの経験もあります。
働きやすさを、疲労度マップで考える
こんなグラフを書いてみました。
横軸の「通勤強度」は、通勤の時間や負担の度合い
縦軸の「労働強度」は、仕事のしんどさです。

仕事内容が楽だったり好きな仕事でも、通勤が大変なら必ずどこかで歪がでてきました。
逆に通勤が楽でも、その余裕を食いつぶす業務負荷なら同じことですね。
帰宅後に勉強したり趣味に興じたりするには、余裕ありゾーン内にとどめたいところです。
各自耐えられる線は違うでしょうが、右上の「仕事楽しい(゜∀゜)」エリアに入ると趣味どころか食事さえ摂れなくなります。
あなたが許せる「疲労度エリア」を決めて、調整しよう
このマップで何が言いたいのかというと、
自分が許せる「疲労度エリア」を決めて、そこに負荷が収まるようにパラメーターを調整すべきだなあと思うのです。
今回のマップのパラメータは、私の場合「通勤」と「労働負荷」が大きく占めているのでマップの軸にしています。
例えば、このマップの「余裕ありゾーン」内で働きたい場合。
いくら職場環境が良くて大企業でも、通勤時間が長いなら候補から外します。
逆に家から5分でも、明朝まで電気付いてるような環境なら対象外ですかね。
前者よりはちょっとは候補に残るかもしれません(笑)
(それほど満員電車が嫌いなんです)
縦と横軸は、以下のように計算しました。
通勤強度
実際の通勤時間に辛さを適当に掛けていきます。
実時間は1時間でも、満員電車と空いている電車では体感が違うので、補正します。
通勤強度=実際の往復通勤時間×係数1×係数2×・・×係数n
係数はこんな感じです。
- 係数1:乗り物の混雑度合
- 空いてて座れたら1、満員は1.1~2
- 係数2:乗り物の本数
- 毎時2本以上来るなら1、本数が少ないなら1.5
(私の場合は田舎なので1時間に2本あったら多い方でした)
- 毎時2本以上来るなら1、本数が少ないなら1.5
私は過去に一番しんどかったのは、往復5時間です。通勤強度は8くらい。
駅まで原付、次に電車、社屋までバス。定時で上がっても帰宅したら疲れて果てていました。
労働強度
縦軸の労働強度も同じような感じです。
実労働時間は8時間でも、負担度合で体感が違うので、補正します。
労働強度[H]=実際の労働時間×係数1×係数2×・・×係数n
係数は各人違うでしょうが、私はこんな感じです。
- 係数1:自分の裁量のレベル
-
ある程度自分の判断で動けるなら0.8
ハンコの角度すらお伺い立てないといけないレベルなら1.5~2ですね。
(自分で仕事の進め方をコントロールできるかって、かなり精神衛生に重要です)
-
- 係数2:昼飯の自由度
-
1人で自由にできるなら0.7、
先輩や上司に付き合わされるのなら1.5~です。直接業務に関係ないですが、重要です。
以前、昼食は会議室で社員全員集合して取るという地獄のような職場がありました。 辺鄙でコンビニすら近くにないので外にも逃げられず。
延々説教され、説教の間はコーヒーにすら口をつけられません。
毎日の事ですから、私にとっては係数∞。
-
- 係数3:仕事の量
-
ゆったり休憩取りながら捌ける程度なら0.6、
休憩も取れず必死でこなすなら1.2~
-
- 係数4:コミュニケーションコスト
-
気軽に連絡して仕事を進められるなら0.8、
いつも不機嫌な人がいたり余計なことに気を揉むなら1.2~以前、何を聞くにも口頭しか許されない職場がありました
簡単な周知事項ならメールの方が確実で早いのですが、逐一会議招集して、 みんなのスケジュールをあけてもらって・・・ともの凄い非効率でストレスでした。
-
自分の疲労度マップを把握しよう
通勤に往復5時間の頃は、職場環境は良かったのですが疲労はかなりものでした。
逆に自転車で往復30分間の職場では、残業も多かったですが比較的楽でした。
時間が経つと自分の感情でも忘れてしまいがちです。
こういうマップで自分の気持ちを記録しておくと「ヤバいかも」と機械的に判断できて、同じ轍に突っ込むのを避けれそうです。
他の人のマップが見てみたいです(笑) 私は我慢がない方だと思います。
