第二種電気工事士の勉強法とおすすめ参考書まとめ。独学が楽しい

第二種電気工事士

第二種電気工事士の対策方法を紹介する。
もちろん、全部独学でいける。
勉強になるし、特に技能試験はスポーツ感覚で熱中できて楽しかった。

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この記事の対象

電気が苦手、というか電気をあまり勉強したことが無い初心者。
だけど独学での一発合格を目指したい人。
私はこの状態からスタートした。

勉強スケジュール

これは各人さまざまだろうけど、目安をかいてみる。
私が受験した時に組んだスケジュールがベースだ。

※出願時期は、公式サイトの平成30年度の日程を参照しました。
最新情報は、公式サイトのスケジュールをご確認ください。

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  • 学科試験:過去問を10年分解く。
  • 技能の工具や練習グッズの手配:学科試験勉強と同時に行っておく。
  • 技能試験の練習:学科試験と並行して、始める。
  • 技能試験の練習:学科試験直前は中断しても良いが、試験後に自己採点で合格していたら、すぐに練習を再開する

という方針で臨んだ。

技能対策は、前倒しで準備を始めよう

技能は筆記の後から始めよう、とよく聞く意見だけどスケジュール的にキツイ。

技能試験は、筆記試験と同時か前に準備を開始した方が良い。

特に電気工事を仕事にしている人以外は工具や練習材料も揃える手配時間も必要だし、技能試験はアタマより手に覚えてもらわないといけない。

私の場合、この前倒しスケジュールで丁度良かった。
疲れて練習できないこともあったので。

それでも前倒しで準備期間をたっぷりと設けていたので、間があいても精神的に余裕ができた。

試験対策 ― 学科編

過去問に全力投球

過去問を解いて、わからない問題について調べる逆引き方式で進める。
数年度分終わるころには「なんとなくやっていけそうだし、自分の分野だ!」という「当事者感」が出てくる。

解法ノートを作っておこう

年度ごとに、解けなかった問題で使った公式や解き方をノートに書き出して解法ノートを作っておくといい。
過去問を解いた後には、暗記シートにもなる。

私の場合、A4のコピー用紙に使った公式をひたすら書きこんでおいた。

▼例えば、こんな感じ。

おすすめの参考書

私が実際に使った本を紹介する。

過去問は色々でてるけど、私はこの本が一番見やすかった。
大判で、カラフル。
過去問10年分の問題と解答のほか、暗記項目などもビジュアルにまとめてある。

ただ大判の本なので持ち運びたい人にとっては、重たく感じるかもしれない。
その場合はセンターのWEBサイトで過去問が入手できる。
そこから別途必要な年度を印刷して、冊子にして持っておけばいい。

本で勉強したことを冊子に書き込んでおけば、設問と答えが一目で見られて便利だ。

複線図は個別練習がおすすめ

私が一番苦戦したのは、複線図。
初めて触れる概念なので、慣れなくてコツをつかむまで大変だった。

筆記は最悪複線図を捨てても合格できるが、技能は死活問題だ。
複線図は、この本でガッツリ練習した。

私を電工二種に合格させてくれたMVPはこの本かもしれない。
これでもかってぐらい沢山の複線図を描く練習ができる
始めは単純な回路からなので、スムーズに練習が進む。
全部やらなくても、ルールを理解して作業的に描けるようになるまででいい。

とにかく複線図のパターンがあるので、書いてるうちにコツというか決まり事をつかめてくる瞬間があると思う。
初心者はパターンを叩き込むのが一番だと実感。
ついでに言うとこの本で数をこなすと、実技でのスピードアップにもつながる。

勉強用のミニ本を作りました

試験対策 ― 技能編

試験前に公表される課題を、練習しておけばいい

実技の対策を一言でいうと、そうなる。

年初に、課題の候補が13種類分、公表される。
ただ、センターから公表されるのはシンプルな単線図オンリーで、電線の種類や施工条件は分からない。

しかし、公表後に施工条件などを予想した問題集が3月頃に出版されるので、それを完璧にやれば合格はゆるぎないだろう

対策したらほぼ確実に結果が帰って来る。

予想問題集がバイブル!

この本は筆記で紹介した参考書と同じシリーズだ。
大判で、手本の写真もきれいで、みやすい。
技能試験はこの1冊でOKだ。
また材料調達表も載っているので、自分でバラ材料を調達する人には役に立つ。

練習用具の調達はどうする?

まずは工具

作業工具はバラで買うと面倒なので、私はまとめて買った。

電線など練習用部材

集めるのが面倒だけど、各社から一式販売されているので、それを買うと楽だ。
足りなくなったパーツは、ホームセンターなどで個別入手もできる。

個別練習すると、余裕が出る

一通り公表問題をやり終わっても、不安は残ると思う。
作品を何回もやるのもいいけど、私は不安な作業は個別練習した。

例えば、

  • 心線の「輪作り」作業
    ランプレセプタクルとかねじ止め部には必須だけど、練習しないとグルグルと巻き過ぎたり、足りなかったり。
  • VVRケーブルシースの剥ぎ取り
    慣れないと中身や指を傷つけそうになったり。
  • 端子台への結線
    被覆まで噛ませてしまったり・・・

教養としてもおすすめ

私は機械設計が仕事なので、仕事で絶対必要というわけではないんだけど取得した。

さっと電気の基礎をおさらいできたり、電安法などの法規知識や、技能試験で実際の電線に触れる事でケーブルの屈曲が肌で体験できることは、装置設計上損にはならないはず(笑

技能試験がとにかく楽しい。
集中すると適度に体力使うし、なんか疲れが気持ちよかった。

練習環境に注意

私が受けた時、会場のテーブルが狭かった。隣の人とも近い。
練習の際、広々と広げてゆったり作業していたのでかなり焦ってしまった。

横幅は自分の肩幅内で作業するくらいを心掛けて練習したほうがいいと思う。

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