のぼゆエンジニアリング

ゼロから機械設計を勉強してみたりするブログ

ファシリテーションは、内気な人こそ持つべき道具だと思った



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「会議や打ち合わせ」が大嫌いだった。
参加者としても嫌だし、司会なんてもってのほか。
しかし最終的には、慣れたのではなく対策によってこなせるようになった。

何が嫌なのか?

私がメーカーにいたころ、嫌いなイベントの一つが「会議や打ち合わせ」だった。

採用するネジ一つ、一人では決められない。
上司、先輩、他部署だのなんだのとすり合わせ=会議が必要だった。
キックオフ、デザインレビュー、ブレインストーミング・・・とにかく会議しないと仕事が進まない。

それで有意義な設計レビューが受けられれば、設計者にとっては心強いだろう。
でも現実は違った。

参加者としては、設計課題を申告しようものなら皆の前で怒られて吊し上げられるし、 かといって司会すれば「おまえそんなことも知らないの?」「さっさとすすめろよ!」とヤジが飛ぶ。

発言するのが怖くなって、地雷を持った担当者は言い出せずに持ち帰ってしまうのだ(笑

生産的じゃないし、会議が終わっても不安なまま。
ヒエラルキーが低い新人や中途者いじめのパワハラ会場のように感じてとてもストレスだった。

じゃあどうする?

慣れるまで待てばいいのか?とまずは考えたが、なんだか問題の先送りのような気がする。 それにせっかちな私は、すぐに手ごたえがほしかった。

人格改造しようか?とか考えて変なセミナーに通うかと思った事もあったw
そんななか、色々と本を漁ったりしてしっくりきた本があった。

この本で、ファシリテーションという言葉を知った。
ファシリテーションとは、”話し合いを円滑に進行させる技術”のことだ。
その具体的な中核スキルとして、「議論の内容を板書にするテクニック」が解説されている。

この本に感動したのは、会議や打ち合わせは「コミュ力が高い人の独壇場ではない」と教えてくれたこと。
CADやエクセルと同じように、内気だろうが下戸だろうが誰でも勉強すれば会得できるスキルなのだ。

職場では会議を仕切ったり中心になっているのは、体育会系の声のでかい人。 定時後の付き合いもよいから、上司にも気に入られているしヤジも浴びにくい。

同じこと言っても、聞いてもらえる人とそうでない人がいる。

これに対抗してやろう。勇気が湧いてきた。

心掛けたことは3つ

読んだ後にポジティブになった私が心掛けたことは3つ。

1. ビジュアルにいこう。

慣れきった人は、えてしてあうんの呼吸で口だけで話を進めがち。
これの対策が、板書。
ホワイトボードなどにその場で議事をとっていく
設計会議なんかで「前と同じ構造でアレして」とか言われても、ボードにポンチ絵を描いて、「こうですか?間違い防止のために確認させて下さい」と食って掛かっていた。

滞る!次!と言われてもひるまず、「私は昔のことは知りませんので」と言う。

そうすると、会議の内容=板書となるので、各々の認識違いが起こりにくくなる
描いた絵を基に、意見を言ってくれる人もでてくる。

会議を滞らせるウザい奴みたいに思われていただろうけど、自信をもって振る舞えたのは、本を読んでいたからだ。

本にも書いてあったし・・と背中を押してくれた。

2. 自己中心的になる

会議中、疑問に思ったりしたことを発言するのは勇気がいるかもしれない。
「皆にとって取るに足らないことなのでは?」とか気を使わなくてもいい。
他人は関係ない。

「?」をそのままにして困るのは自分。
会議を滞らせなかったご褒美なんて無い。

たとえ他のメンバーの共通認識であっても、私が知らないならそれば自分にとって大事な事なので発言すべきなのだ。

流れが、場の空気が、は一切考えなくていい。 空気は自分を助けてくれない。

3. 自分に自信を持つ。

生え抜き社員じゃなから、新人だから、文系だから・・・ 周りより経験が少ないからって恥じることはない。

新人や社歴が浅いからこそ気づく事もあるし、ベテランにばかり気を使っていたら新人はいつ育つのだろう。
慣れきった設計者より、新人の方がユーザーに近い視点を持っていることだってある。

新人や経験の浅い者が発言すると、人格否定にまで走って潰しにかかって来る強圧的なベテランもいるけど、ひるんではいけない。

こんな自分ごときが・・・と萎縮してしまうと、自分の行動に制限がかかってしまう
そんなのシャクだし馬鹿らしいよ。

その結果・・・

社風はそうそう変えられない。
相変わらずヤジは飛んだし、発言をないがしろにされるw

でも私の感じ方は変わった。会議=何言われるんだろう・・怖いよお>< という恐怖心から、「どうやって話てやろうか」という攻めの姿勢になり抵抗がなくなった。
ヤジられても、恐怖心より怒りを感じるようになり、反論することができるようになった。
怒り感じてる時点で精神衛生上よくないかもしれないけど、受け身の恐怖心よりは生産的なものだと思っている。

というわけでとても良い本です。

ファシリテーターと聞くと「仕切る人」というイメージで、「まだそんな役割ないから」としり込みする人もいるかもしれない。
何も大規模な会議だけではなく、ちょっとした少人数での打ち合わせにもファシリテーションは活きてくる。 板書の実例も載っているので参考になる。

会議を仕切る側の人なら、こちらもおすすめ。

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